そのアイスクリーム、愛犬に与えて大丈夫?
愛犬にアイスクリームは与えない方が賢明です
人間用のアイスは犬にとっては糖分が多過ぎです。
アイスは乳製品です。愛犬の中には“乳糖不耐性”といって乳糖をうまく分解出来ない子もいます。アイスは色々な味やトッピングがあり、中にはチョコレートやナッツ(特にマカダミアナッツに注意!)が含まれているものもあります。これらは中毒を起こす危険性があるので、与えるのはNGです。
人間が食べるアイスには糖分や脂肪分だけでなく、
保存料や着色料などさまざまな成分が含まれています。
場合によっては、食中毒やアレルギーを起こす危険性があるため注意が必要です。
*乳糖不耐性:犬は牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)を分解する酵素
「ラクターゼ」の保有量が少ないために、牛乳や乳製品を食べて
下痢や腹痛の症状が出る場合があります。
そうしたラクターゼの保有量が少ない体質を「乳糖不耐症」といい、
生後ある一定期間を過ぎると、ほとんどの犬が乳糖不耐症になるといわれています。
*アイスクリームの主な成分、効能効果&日本食事摂取基準摂取の推奨量 /日
μg(マイクログラム)はmg(ミリグラム)の1000分の一 なのでμgの成分は省略しています。 |
アイスクリームの主な成分、効能効果(100gあたり) | 摂取の推奨量/日 | ||||
成分名 | 値(生) | 効能効果 | 成分名 | 成人男性~高齢 | 成人女性~高齢 |
エネルギー | 178 kcal | 熱量 | エネルギー | 2200±200kcal | 1400~2000kcal |
水分 | 63.9 g | 水分 | 1.5~2リットル | 1.5~2リットル | |
たんぱく質 | 3.9 g | 人体組織の生成 | たんぱく質 | 65 g | 50 g |
脂質 | 8.0 g | エネルギー源 | 脂質 | 40~60 g | 40~60 g |
食物繊維総量 | 0.1 g | 腸内環境を改善 | 食物繊維総量 | 21 g以上 | 18 g 以上 |
炭水化物 | 23.2 g | 組織にぶどう糖を供給 | 炭水化物 | 250 g~325 g | 250 g~325 g |
有機酸 | 0.1 g | 悪玉菌の発生を抑制 | 有機酸 (クエン酸 693mg,コハク酸103mg, 酒石酸 31:2mg,ファール酸 45.8mg、リンゴ酸176mg) | ||
ナトリウム | 110 mg | 血圧を調節 | ナトリウム | 7.5 g未満 | 6.5 g 未満 |
カリウム | 190 mg | 血圧を安定させる | カリウム | 2,500 mg | 2,000 mg |
カルシウム | 140 mg | 骨格を構成する | カルシウム | 800~700 mg | 650~600 mg |
マグネシウム | 13 mg | エネルギー代謝に関わる | マグネシウム | 340~320 mg | 270~260 mg |
リン | 120 mg | 骨や歯を構成 | リン | 1000 mg | 800 mg |
鉄 | 0.1 mg | 全身に酸素を運ぶ役割 | 鉄 | 7.5 mg | 10.5 mg~16.0 mg(妊婦) |
亜鉛 | 0.4 mg | 身体の成長と維持に必要 | 亜鉛 | 11 ~10 mg | 8 mg |
銅 | 0.01 mg | 貧血を予防 | 銅 | 0.9~10 mg | 0.7 mg |
マンガン | 0.01 mg | 骨・肝臓の酵素作用を活性化 | マンガン | 4.0 mg | 3.5 mg |
β−カロテン当量 | 30 μg | 皮膚や粘膜の健康を維持 | β−カロテン | 400~900 μg | 350~700μg |
ビタミンE | 0.2 mg | 脂質の酸化を防止し老化防止する | ビタミンE | 6.0~6.5 mg | 5.0~6.5 mg |
ビタミンK | 3 μg | 血液凝固の補助 | ビタミンK | 150 ㎍ | 150 ㎍ |
ビタミンB1 | 0.06 mg | 糖質を燃やしてエネルギーに変換 | ビタミンB1 | 1.4~1.2 mg | 1.1~0.9 mg |
ビタミンB2 | 0.20 mg | 発育促進剤 | ビタミンB2 | 1.6~1.3 mg | 1.2~1.0 mg |
葉酸 | Tr μg | 細胞の生産や再生を助ける | 葉酸 | 240㎍ | 240㎍ 妊婦240㎍追加 |
ナイアシン当量 | 1.0 mg | DNAの修復や合成に関わる | ナイアシン | 15~13 mg | 11~10 mg |
ビタミンB6 | 0.02 mg | タンパク質の分解を助ける | ビタミンB6 | 1.4 mg | 1.1 mg |
ビタミンB12 | 0.2 μg | DNAの生成を助ける | ビタミンB12 | 2.4㎍ | 2.4㎍ |
パントテン酸 | 0.50 mg | 薬物の解毒作用、等 | パントテン酸 | 5~6 mg | 5 mg |
ビオチン | 2.7 μg | 抗炎症物質を生成 | ビオチン | 幼児4 ~50 μg | 成人 50 μg妊婦付加量2 μg授乳婦付加量5 μg |
ビタミンC | Tr mg | 老化、ガンの予防 | ビタミンC | 100 mg | 100 mg |
食塩相当量 | 0.3 g | 食塩相当量 | 7.5 g未満 | 6.5 g未満 |
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
乳類/<牛乳及び乳製品>/(アイスクリーム類)/アイスクリーム/普通脂肪
上記のような愛犬の健康にメリットがある栄養素を含んでいます。
*アレルギー反応に要注意
*乳糖不耐性:愛犬は牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)を分解する酵素
「ラクターゼ」の保有量が少ないために、牛乳や乳製品を食べて
下痢や腹痛の症状が出る場合があります。
そうしたラクターゼの保有量が少ない体質を「乳糖不耐症」といい、
生後ある一定期間を過ぎると、ほとんどの犬が乳糖不耐症になるといわれています。
人間でも人により、いろんな食材に対してアレルギー反応が出たり出なかったりします。
愛犬も同じです。
食べた時の体調にもよりますがアレルギーは、先天的な体質による先天性アレルギーと、
長年の食生活により発症する可能性がある後天性アレルギーがあります。
以下の症状が見られた場合は、アレルギーの可能性があります。

アイスクリームにアレルギー反応
間違えてアイスクリームを与えてしまった場合に、
上記のような症状が現れた場合は、獣医師に相談しましょう。
*全国の夜間専門動物病院一覧
かかりつけの動物病院がしまっている夜間に突発的なアクシデントが発生すると、
うろたえてしまいます。そんな時は夜間専門で対応する動物病院が頼りになります。
夜間診療のため、必ず事前に電話連絡してください。
いつごろ、どのくらいの量を食べたか、症状が出ていたらどうしたらいいかなど、
できるだけ詳しくメモをして動物病院へ連れていくか、電話で問い合わせてください。
*まとめ
アイスは色々な味やトッピングがあり、中にはチョコレートや
ナッツ(特にマカダミアナッツはNG)が含まれているものもあります。
これらは中毒を起こす危険性があります。
愛犬にアイスクリームは与えない方が賢明です。
主食のドッグフードは栄養バランスを考えて成分が配合されています。
なので、あなたの愛犬の健康を少しでも改善する為に
症状に合わせた食材をトッピングするという目的にお使いください。
・愛犬が食べることができる人間の食品
・愛犬が食べてはいけない食品
・与えてもいい果物
・与えてはいけない果物
・与えてもいい野菜
・与えてはいけない野菜
カナガンドッグフードチキンに 健康改善トッピングを!
上記の記事にそれぞれの食材の効能効果、詳細をまとめています。参考にしてください。
愛犬と長く楽しく暮らすためにも、愛犬の健康管理は重要ですね。
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